概要
本設備は炉内に並列に設置されたチューブの中に非加熱物をプッシャーで挿入し、被加熱物は予熱帯、加熱帯を通り路外へ出されます。
バーナーは加熱帯上部に設けられ、高温の燃焼ガスは出口側に向かって流れを反転して加熱帯上部から予熱帯を経て入口側の排気口へ導かれ、この間効率よくチューブを加熱し、被加熱物はチューブからの殿堂と放射により加熱されます。
更に排気口には空気予熱器を設けており、燃焼熱は無駄なく利用される構造としています。
被加熱物が炉床も断熱性のより軽量大家物を使用でき路体の蓄熱量、炉壁放熱損失も少なく、かつコンパクトで軽量化した炉となっています。
特徴
1、関節窩熱のためスケールロスが大巾に減少し、スケール除去も不要となります。
2、高温ガスが直接非加熱物に接触しないので、ローカルヒートがなく、均一に加熱できます。
3、セラミックチューブは熱伝導率が高く高温強度に優れ充分な耐熱性を有しています。
4、炉床も計量断熱材が使用できるので、蓄熱量が小さく、昇温時期も早くなります。
5、完全密閉構造のため炉気漏れがなく作業環境が向上します。
6、セラミックチューブは定期的な交換が必要ですが、作業は簡単で誰でもできます。
7、計量、コンパクトな設計で設置スペースが少なくて済みます。
1.5トンハンマーライン仕様
型式 | CT-650-9型炉 |
処理物 | Φ19×100L~Φ42×300L |
温度 | 1200℃実体 |
加熱能力 | 750kg/時 (Φ42)max |
燃料 | L・P・G又はL・N・G |
最大燃焼容量 | 300,000kcal/Hr |
燃焼原単位 | 400,000kcal/ |
2800トンプレスライン仕様(全自動材料供給装置付)
型式 | CT-2000-9型炉 |
処理物 | Φ60×80L~Φ80×200L |
温度 | 1200℃実体 |
加熱処理 | 2000kg/時(Φ80)max |
燃料 | L・P・G又はL・N・G |
最大燃焼容量 | 700,000kcal/Hr |
1600トンプレスライン仕様
型式 | CT-1000-7型炉 |
処理物 | Φ50×75L~Φ70×200L |
温度 | 1200℃実体 |
加熱能力 | 1,100kg/時 (Φ70)max |
燃料 | L・P・G又はL・N・G |
最大燃焼容量 | 400,000kcal/Hr |